NPOハロハロ ほぼ月イチ メールマガジン『ハロハロ通信』

■2025年11月16日号■

台風ティノ緊急支援特別号

こんにちは、ボランティアのなみです。
11月3日から4日にかけ、フィリピン中部に上陸した台風ティノ(25号)により、セブ事業地では約300世帯の家屋が洪水により流され、ボホール事業地でも家屋が損壊するなど甚大な被害を受けました。
事態の深刻さを鑑み、ハロハロでは緊急支援サイトを設立しています。
皆様のあたたかいご支援、応援メッセージを心よりお願い申し上げます。

■ セブ市内の被害状況と現地からの声 ■


 

こんにちは、セブ島の大学に通うさくらです。

皆様のお力をどうかお借りしたく、メッセージと共に現地報告をさせてください。

 

1.セブ市内の被災当時の様子

「今回の雨量は想像を遥かに上回った」

前回の台風オデットの際は、風が強かったがために窓ガラスが割れたり、電信柱や木が倒れてしまう被害が多かったですが、今回は洪水の被害がほとんどでした。

私は現在7階建ての最上階に住んでいますが、部屋の天井の大部分が崩れ落ちました。

他の地域では、家の中に水がすごい勢いで流れ込み、屋根に避難せざるを得ない状況でした。

車やバイクも雨の波に流されました。

 

2.翌日の様子

雨足が強くなったのは11月4日夜中の1時。そこから雨が止んだのは7時間後の朝8時でした。

なので、11月5日の翌日は、セブ市内のモールやレストランはほとんどが通常運営、電気も元通りに復旧された場所が多かったです。

その一方で、洪水の影響がひどかった地域(バカヤン、タランバン、パルド、マンダウエ、タリサイ、バランバン、リロアン、コンソラッション、コンポステラ)では、泥を掻き分け、まだまだ電気と水の復旧を待つ状況でした。

オデットの時よりは、私たちの住んでいる地域(バニラッド)は比較的ほとんどがノーマルに戻りました。

 

3.事業地訪問時の様子

台風から3日が経った11月6日。

自分には、着られる服が十分にあって、食事もいつも通りにできて、携帯も充電ができて、宿題もできて、家族とも一緒に笑い合えて...といういつも通りの幸せがある中、家が全て流され、何もかもを失った人が今何千と隣町にいるという現実のギャップから居ても立っても居られなくなり、ハロハロの事業地にまだまだ着たい服...、タオル、水と食べ物を持って訪問しました。

代表の方に、何か手伝えることがあれば!体動かすよ!と伝え、動く気満々でした。が、返ってきた言葉は「見ればわかるけど、本当に何も失くなっちゃったんだよ。だから僕たちも動けないんだ。」でした。あまりその言葉の意味がわからないまま被災地を見て言葉を失いました。

台風一過のジリジリした暑さと、全ての家屋を飲み込んだ泥からの湯気、煙。まるで焼け野原のようでした。

いつもは、「よく来てくれたね!」といっぱい話を聞かせてくれる現地の人たちからも笑顔が消え、話を聞きたくてもどう話しかけて良いかわからない。苦しい状況でした。

避難所である学校も見せてもらいました。滑りやすい深い泥と異臭の中に避難している方々がいました。子供の泣き声が響き、とにかく蒸し暑さがこもる体育館でお弁当が配布されていました。まだ被災地には電気が通っていないため、暑さ対策ができずに苦しむ人たちがいっぱいいました。

 

訪問した時点では、もう1日分の水や食料はありそうでしたが、来週まで持ち堪える量ではありませんでした。

 

帰宅してから何もできなかった無力さに肩を落としましたが、これから早急に私ができること、支援できるものを探し、被災者の方々にエールを送ります。

あなたの当たり前の幸せを少しだけ分けていただけないでしょうか?

 

From Japan, Organization Strengthen 

⚫︎一人ひとりが挑戦し、支え合うチームに向かって⚫︎

 


こんにちは、フィリピン国立大学に留学中のサラです。

大型台風ティノによる被害と、それに対するNPOハロハロとしての緊急支援の取り組みをご報告いたします。

 

1.深刻な被害状況と緊急支援の開始

今回の台風はセブ事業地に甚大な被害をもたらし、すべての方々の家が洪水で流されるという深刻な状況です。また、ボホール事業地でも多くの家の屋根が損壊しました。被災者の方々は現在、食料、水、薬、衛生用品、寝具といった、まさに「生きるための物資」を緊急に必要としています。この状況を受け、弊団体は11月6日にキックオフミーティングを実施し、すぐに現地協働NGOを中心とした緊急支援をスタートさせました。現在は16名の緊急支援グループが結成され、昼夜を問わず活動を続けています。

 

2.現地からの支援報告

迅速な支援を最優先し、現地の調達ルートを活用しています。11月6日、セブの現地協働団体TSKが、合計450kgのお米を購入・調達しました。現地で食糧を必要としている各家庭に5kgずつ届けられています。日本の皆さまからお預かりした緊急支援金は、現地の調達によって、最も必要な物資へと迅速に換えられ、被災された方々のもとへ届いています。

 

3.私たちからメッセージ

私たちは、この困難な緊急支援期間を乗り越え、被災地の再建を支えるため、日本の繋がりのある皆さまからのあたたかいご支援を必要としています。フィリピンで困難に直面している人々を、ぜひ、ご寄付で応援していただけますと幸いです。応援メッセージも大変励みになります。

下記リンク先より、ご協力をお願いいたします。

⚫︎ フェアトレード雑貨ボランティアデー ⚫︎

場所:ハロハロ事務所または港区立男女平等参画センター

日程:2026年2月5月 14:00〜17:00予定

詳細/参加方法:https://www.janic.org/information_post/halohalo_ftitemvolunteer/


 ⚫︎ 講座、出展など ⚫︎

各地での講座や、催事出展(AngKyut・NINDOTのフェアトレード雑貨の展示販売や活動紹介)をしています。 

NPOハロハロ13周年記念 フィリピンと日本、人が主役のまちづくり活動報告会

日時:2025年12月13日(土)19:00-20:30

場所:ハイブリッド開催(オンラインzoom、港区立男女平等参画センター、後日動画視聴有

◀︎【古本・不用品寄付】 

きしゃぽんを通して、古本・DVD/ゲーム・金券・古酒・携帯電話機器など不要品を寄付

◀︎【ブランド品寄付】 

ブランディアを通してブランド衣類、バッグ、小物などを寄付


 ◀︎寄付/サポーター

ご寄付から活動を広げる仲間に!

  ◀︎【セブのこどもの教育】

教育が地域の未来を変える力に!

 


◀︎ アップサイクル雑貨Angkyut、エシカルアクセサリーNindot

*バザー/店舗等で委託卸販売も

◀︎【ショッピングxグルメ】

このページからの買い物・旅行/レストラン予約で、ハロハロへの寄付に!

 



特定非営利活動法人ハロハロ

〒108-0014 東京都港区芝4-7-1 西山ビル4階

E-Mail mail*npohalohalo.org *を@に

TEL 050-7112-0417

*シェアオフィスを利用。スタッフはリモート出勤のみで事務所は不在。

メールでのご連絡をお願いします。

ハロハロFacebook
ハロハロFacebook
ハロハロ Twitter
ハロハロ Twitter
ハロハロ Instagram
ハロハロ Instagram

▲NPOハロハロは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

▲NPOハロハロは一般社団法人非営利組織評価センターの「ベーシック評価」の全ての基準を満たしました(2020/5/29)