こんにちは。事務局の川原です。
今月号は、千葉を拠点にフェアトレードの啓発に当たってきたフェアトレードちばグループの活動や、フェアトレードグループと関わりのあるハロハロな人のコラムをお届けします!
そして、ハロハロでは今月末からイベント月間がスタートしています!今のハロハロの活動紹介や、フィリピンの女性たちと製作している雑貨やアクセサリーの販売も行います。この機会にぜひブースに遊びにきてください☆
平松加代
・PRIYO handicrafts(プリヨ ハンディクラフツ:以下プリヨ)代表
バングラデシュで暮らしていた私は帰国を前に、現地のフェアトレード製品を日本で販売 することを決めた一方、移り住む千葉でフェアトレード事業をどのように進めていくか悩んでいました。その時、「フェアトレードフェスタちば」開催を知り、出展。ハロハロ成瀬さんと出会い、度々事業の相談をさせていただきました。
私は大学院修了後、フェアトレードの仕事に就きましたが、その後現場を離れて約 15 年の間に日本のフェアトレードを取り巻く事情の変化を感じました。プリヨが国内で事業開始した 2018 年、スーパーではフェアトレード製品が見られるものの、街のフェアトレードショップは限られていました。このような状況下、どのようにフェアトレード製品を紹介していくか模索した結果、オンラインでの販売を主軸としました。しかし、自社サイトの来客数を増やすことや事業内容や製品に纏わる話を伝える上で課題を抱えていました。
そんな中、成瀬さんがイベントを紹介くださったおかげで、出展機会に恵まれました。そこには笑顔で製品を手に取り、現地の話に真剣に耳を傾けてくださる方々との出会いがあり、 改めてやりがいを感じることができました。
2020年新型コロナ感染拡大の影響によりイベントが激減しましたが、フェアトレードちばはフェスタをオンライン開催とし、公式認定企画を設けました。そこで、プリヨは現地生産者と中継で繋ぐオンラインイベントを開催。フェアトレードちばメンバーの協力のもと、無事に実施することができました。生産者の生の声を日本の方々へ届けることができ、今では毎年恒例の企画として楽しみにしてくださる方々がいます。
プリヨにとって、「フェアトレードちば」「ハロハロ」との出会いが活動の起動力となりました。そこで得たご縁を大切に今後も地道に活動を続け、フェアトレードや現地の状況を発信し、私たちのライフスタイルを見直すきっかけ作りを進めていきたいと思います。
バングラデシュの人々とともに「作る人」「使う人」「みんなの環境」を守る製品作りを目指しています。
千葉県からフェアトレードの啓発に当たってきたフェアトレードちばグループは、本年6月より活動を休止しています。
今まで応援・ご協力いただいたみなさまへ心からの感謝をお伝えするとともに、経緯とこれからをお伝えさせてください。”終わり”ではなく次のフェーズへの移行になります。
ハロハロが千葉県でフェアトレード啓発活動をスタートしたのは法人設立前にあたる2009年前後です。フィリピンとのフェアトレードを行うパクパクナティンさんが主宰するイオンモール千葉ニュータウンでの催事に参加したことがきっかけです。
その後、千葉県地域のフェアトレード団体にも呼びかけ、5月のフェアトレードイベントづくりをしていったことが、任意団体フェアトレードちばの取り組みにつながりました。
ハロハロにとっては、フィリピンの人々だけでなく、日本の人々も「事業対象者であり受益者」です。
私たちは人が主役のまちづくりを目指し、千葉県ではフェアトレードちばという市民活動グループを立ち上げ、その運営を支えてきました。
フェアトレードちばでは、学生や社会人ボランティア5,6名で、年1回のフェアトレード月間の催事だけでなく、地域の催事への出展、地図づくり、フェアトレード産品づくり、フェアトレード団体の訪問レポート発信など、参加するボランティアの「やってみたい」を形にしてきました。
2023年5月のフェアトレードフェスタちばでは、1ヶ月を通して、フェアトレード企画やクイズが実施されたほか、イオンモールの旗艦店幕張新都心会場でグローバル・ローカルの14もの団体と出展催事ができました。
一方で、フェアトレードちばは活動する「人」の問題が解消されることがありませんでした。学生・社会人のボランティアメンバーは長くても数年で入れ替わり、グループの継続を支える意思を持った人がいないことにより、この2023年5月を持ってグループは休止しています。
NPOハロハロは法人設立から今までの取り組みを改めて評価するフェーズに来ています。今まではみんなの挑戦を形にすることを大切にしてきましたが、これまでの10年でフィリピンと日本で生まれた市民活動グループは、人・グループ・活動が自立して発展的な取り組みが行える状況にあるものとそうでないものに大きな差があります。
ハロハロは3~5年での卒業モデルを掲げていて、各グループに取り組みのオーナーシップを渡そうとしていますが、それができるものとできないもの、その違いを分析するフェーズにあります。
分析評価には最低でも1年以上はかかるため、一概には言えませんが、フェアトレードちばグループは現在まで自立した活動にはつながりませんでした。ただし、千葉市にフェアトレードタウン推進グループが生まれたり、地域福祉分野へのチャレンジドフェアトレードの広がりなど、周辺環境への影響も評価したいと考えています。
フィリピンでも日本でも、ハロハロとしては、表だった活動をお休みし、内省的な部分に力をいれていくこれからとなっていくことをここにお伝えさせていただきます。
できればこの内省期間も、私たちを変わらず応援いただけたら嬉しいです。
(文:任意団体フェアトレードちば代表 成瀬 悠)
フェアトレードフェスタちば2023▶
■ 出展など ■
各地の催事などに出展し、AngKyut・NINDOTのフェアトレード雑貨の展示販売や活動のご紹介をしています。
● グローバルフェスタ2023 ●
日時:2023年9月30日(土)、10月1日(日)10:00-17:00
場所:東京国際フォーラムホールE2
フェアトレード雑貨バザー・活動紹介
● みなと区民まつり ●
日時:2023年10月7日(土)11:00-17:00、10月8日(日)10:00-16:00
場所:芝公園(御成門駅前の公園スペース)
フェアトレード雑貨バザー・活動紹介
■ ハロハロ11周年記念イベント 開催決定! ■
日時:2023年12月9日(土)11:00-18:00
場所:古家カフェめぐる
詳細は随時お知らせいたします!
◀︎【古本や不用品が寄付になります】
きしゃぽん古本募金を通して「ハロハロ」に、
古本・DVD/ゲーム・ブランド品・金券・古酒・携帯電話機器など
ご家庭で不要になったお品をお寄せ下さい。
◀︎【マンスリーサポーターとなって応援】
一般500円〜、学生250円〜、団体5,000円〜
定期的に活動報告が届きます!
◀︎【寄付をして応援】
自由金額でご寄付で活動を応援いただけます
*認定NPO基準は、3,000円/口以上のご寄付が対象
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あなたと一緒にこどもたちの教育を受ける機会を広げ、地域の未来を変える力に!
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◀︎【マニラとセブの女性の手仕事を、雑貨の購入で応援】
カラフルな廃材を活用したバッグやポーチのブランド:AngKyut
セブの自然素材が愛らしいアクセサリーブランド:Nindot
学園祭・バザー・お店などでの委託・卸販売、ノベルティの制作もお気軽にご相談下さい♬
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世界にチャンスを
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