■2022年1月29日号■
こんにちは!NPOハロハロ事務局の成瀬です。2022年もどうぞよろしくお願いします。
昨年12月よりスーパー台風オデットの緊急支援を行なっており、皆様からのあたたかい応援のおかげで
1ヶ月でずいぶんと復旧が進んでいます。ボホールの孤島アルマーなど、電気などライフライン復旧に半年以上要しそうな地域もありますが、ハロハロも地域の人々のニーズに沿った地道な支援を継続していきます。
ショートコラム ★★It's more LOVE in PHILIPPINES!!★★ Vol.39 by, さくら
フィリピンの魅力をちょっとずつお届けするショートコラム、
今年からセブ在住の学生コラムニストも発信に協力してくれています♪
こんにちは!NPOハロハロボランティア生として活動させていただいている、さくらです!
現在は高校三年生で、セブ島のインターナショナルスクールに通っております!2021年からは、まなぴーなさんと一緒にメルマガを盛り上げさせていただきます!
今回は昨年12月16日にフィリピン、ビサヤ地区(セブ、ボホール、レイテ、ネグロス、パナイ、サマー)に直撃した台風22号ライ(フィリピン名:オデット)の際に見つけたフィリピン人のポジティブマインドについて綴ります。
あれはクリスマスシーズンの頃。
住宅にはかわいらしいデコレーションが飾られ、みんなが年に一度の催し物を楽しみに待っていた。
しかし、天気予報から大きな台風がきてるとの知らせが!
誰も真剣には捉えなかった。また雨か...と軽い気持ちで待っていた。
だが、今回の台風は威力が違った。台風直撃時は、風がビュービューと唸り、私自身の家もベランダの屋根は外れ、窓ガラスは割れ、天井はあまりの雨量で落ちてきてしまった。
誰もが予想していなかった災害だった。
台風が過ぎ去って、あたりは沈黙していた。完全に家を失くしてしまった人、大事な人を失くした人、荒れ果てた道路。とにかく悲惨な景色だった。
電気や、水も止まり、人々は食糧、ガソリン、飲料水、現金を求め外に駆け出していた。スーパーマーケット、銀行、ガソリンスタンドは中に入れるまで数時間かかるくらい人で溢れかえっていた。
こんな混沌している状況の中、フィリピン人はそんなことではへこたれなかった。
これからみんなで力を合わせて復旧作業をしていかなきゃいけない中で、誰も怒りや悲しさを見せなかった。いつも、どんなことがあってもフィリピン人は互いにジョークを言い合って笑う。行政だけに助けを求めるだけではなく、自分達でなんとか立ち上がる、そんな強い精神を見せてくれた。
私は家の掃除をする気力さえもなく、ただただショックで立ち直れなかった。でも、私のルームメイトのフィリピン人が、「自然災害はしかたのないこと。今ある命に感謝する。それが一番なんだよ。とにかく笑えれば、なんでもうまくいくから!」と励ましてくれた。
私はそんなフィリピン人の明るい性格が大好きだ。
いつまでも下を向いてはいられない。明日からまた上を向いて前へ前へ歩き出す。いつも私は彼/彼女らからパワーをもらっています。
台風時のリポートを私のYouTubeチャンネルでもご覧いただけます!
>> https://youtu.be/DGOCXwAGz3Q
【最後に豆知識】
・フィリピンの台風の名前の付け方
一年のうちに訪れた台風をアルファベット順で数え、それが頭文字になっている。今回の台風は「Odette」と、Oで始まっているので、一年の中で15個目の台風ということですね!!
こんにちは!事務局の川原です。
ボホール事業地アルマー島では、2021年度も島の住民グループASFAが中心となる環境保全活動に取り組みました。2017年から取り組んできたマングローブ植樹保全活動、地域内の定期清掃活動に加えて、廃棄物の再活用をテーマに、コンポストの実践にも力を入れました。
マングローブは植樹後の保全管理が大変で、生育中のマングローブに海藻や海のごみなどがはりついて成長を邪魔しないように囲っているネットの修理は力仕事なので島の男性たちが中心になって取り組んでくれています。マングローブについたフジツボや藻を取り除く作業は島の女性やこどもたちも一緒に定期的に行ってくれました。マングローブを植えるだけでなく成長をささえるメンテナンスに、島ぐるみで活動へ参加が広がっています。
コンポストは専門家の出張指導のもと、屋外型のコンポストを作り、枯葉や生ゴミを活用した堆肥づくりに挑戦し、あわせてコミュニティガーデンづくりも行うことができました。
そんな2021年12月中旬、台風オデットによりここアルマー島でも約9割の家屋が倒壊し、ライフラインもストップしてしまいました。そんな中も島民から真っ先に飛んできたメッセージには【マングローブによって命を守られた感謝】が綴られていました。じつは周辺諸島では死者も出ていてここアルマー島の海岸に流れ着いていた亡骸もあったそうです。このアルマー島から死者がでなかったのはこれまで植樹してきたマングローブが波や風を弱め人々を守ってくれたからだと話してくれました。そんなマングローブの生育状況の確認とメンテナンスをみんなで行ったという情報もすぐに連絡がきました。ここ1-2年で植樹していたまだ若い生育状況の地域では25%程度しか残らなかったそうですが、3年以上たち2m以上にしっかりと育っていたマングローブは70%以上が残って成長を続けています。マングローブの柵はほぼ壊れてしまい、修理を初めています。
挑戦していたコンポストも壊滅してしまいましたが、人々に知識と技術は残っているので、2022年度もごみの分別回収再活用と3Rを促進していく予定です。災害後も地域に根付いた清掃活動により一歩ずつ復旧へと歩みを進めています。ボホールの孤島の電気やネット環境の復旧には半年から1年かかる見通しということで長い歩みになりそうですがハロハロでも彼らの支援を継続していきます。
●お知らせ●
2022年、環境事業ボランティアチームでは、ハロハロがセブとボホールで行う環境への取り組み報告と説明会を開催予定です!3月末に実施予定で準備を進めています、情報公開しましたらぜひご参加お待ちしています。
【ハロハロ台風オデット緊急支援 実施中!】
1,000円からカード決済または銀行振込で受け付け中
■ 日本でのまちづくりグループ活動のご案内 ◾️
NPOハロハロでは、グローカルなまちづくりを促進するため
日本の事業地では、フェアトレードちば、港区エシカルコミュニティを立ち上げ、エシカルタウン運動をしています。
● フェアトレードちば ●
(日時)会議:第2日曜日9:00-10:30くらい
ボランティア作業:第4月曜の夕方
(場所)オンライン
● 港区エシカルコミュニティ ●
(日時)ほぼ第一日曜日10:00-11:00
(場所)オンライン会議(Zoom)
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