こんにちは、理事長成瀬です。
ハロハロは本年よりNGOの力を最大化するネットワークNGOであるJANICの正会員となりました。ほかNGOとの協力/連携のもと、よりよい社会づくりを目指していきます。
この度のイスラエル・パレスチナにおける武力行為の即時停止への要請文には、ハロハロとしても賛同表明を出しております。社会的に弱い立場にある人々の声を届け、ありたい未来を市民から作っていく、私たちが応援していくものは変わりません。
また、ハロハロも賛同パートナーとなる「欲しい未来へ、寄付を贈ろう。」寄付月間2023がスタートしています。この機会にあなたも積極的な寄付アクションをしていきませんか。年末の11周年記念イベントは寄付月間賛同企画となります、ご参加お待ちしております!
応援してくれる人がいるから挑戦できる!たくさんの変化を知って欲しい
Mariel マリエル
・Alumar seaweeds farmers asocciation (ASFA):Core leader
アルマー・シーウィード・ファーマーズ・アソシエーションの清掃活動グループリーダー
・Barangay Official:アルマー村の役人
マリエルさんは代表がいるからがんばれると厚い感謝をこめて話してくれました。地域の人々と顔をつきあわせて話せる距離にいる草の根の団体があること、人々をすぐ側で支えることの重要性を改めて感じます。
こんにちは!マリエルです。私は夫と2人の子どもとボホール州ヘタフェ市アルマー島に暮らしています。夫は海藻栽培と漁をしています。私は2007年の結婚後からしばらく専業主婦でしたが、政治の世界に入って4年で幸運にも当選してアルマー村の役人もしています。
そんなとき、清掃活動やマングローブの植樹保全活動などを通して、地域の人々の意思を尊重しつつ意識も変えていくAlumarSeaweedFarmersAssociation(以下ASFA)の取り組みを知って、その強い団結力に本当に感動したんです。それで、私もメンバーになってみたいと思いました。そして今は、ASFAのメンバーであり、清掃活動グループのリーダーにもなりました!
ASFAに参加することは簡単ではなかったと思います。メンバーとしてやらなければならないたくさんの責任もありますし、どうやって解決していいのか検討もつかない問題も多いからです。でもどんなに困難な時も、ASFA代表のロルダンさんがいっつも側で励ましてくれるんです。それでメンバーとして活動を続けていこうって思えるんです。代表のロルダンさんは本当にいつも側にいて、1つのグループとして団結できるよう導いてくれるんです。
たとえば、私の2人の子どもが通う高校はお隣のハンドゥモン島にあるんですが、その交通手段には私をはじめアルマー島の高校生の親みんなが頭を悩ませていました。そこで、代表のロルダンさんが「安い舟賃で子どもたちを学校に通わせるボートを出そう!」と呼びかけ、ASFAの取り組みの1つとして、学生向けのサービスボートの運営が始まったんです。さらにロルダンさんのリーダーシップで、学生たちは学校の課題をするためにASFAの事務所に来て、ネット回線やプリンター、そしてパソコンやタブレットなどを利用できるようになったんです。
ASFAに参加したことで、本当にたくさんの嬉しい変化と出会うことができています。たとえば、地域の清掃活動に参加してごみの問題に体当たりしていくこと、そして目に見えてきれいになっていく地域を体験できることは、じつは村の役人としてはできなかったことなんです。子どもを高校にやる負担感も以前よりもずっと楽になりました。
マリエルさんがリーダーを務める清掃活動は、今ハロハロと進めている3R促進の環境の取り組みの中でも重要な基礎を担うアクションとなっています。ごみ拾い活動をする人の姿を見て、ASFAのメンバーではない地域の人々もごみ問題に目を向け巻き込んでいく機会になっています。マリエルさんは、リーダー会議に出席して積極的に意見したり、ハロハロへも毎月清掃活動の報告をしたり、スタディツアーなどで島に勉強に来る人がいれば清掃活動のことを説明してくれる、すてきな方です。ぜひマリエルさんに会いにアルマー島に来てくださいね。
NPOハロハロが行う教育事業の1つに、ハロハロ教育基金があります。ハロハロ教育基金では、基金への寄付/助成を原資にして、現在はセブで実施する幼児教室と高等教育支援の2つを支えています。今回はそのうちの高等教育支援についてレポートします。
コロナ下では、奨学生たちもそれぞれの大学ごとに対応が異なって、ネット環境や設備が整わない中でのオンライン授業やオンラインでのグループワークへついていくのがやっとでした。フィリピンの大学では、4年生の1年間はほぼOJT(オンザジョブトレーニング:日本のインターンシップ制度のような形)での単位取得になるようで、学生がOJT先と交渉しながら進めるのですが、2020年2021年は受け入れ企業/団体側が受け入れ中止することも多く、そんなときに4年生になったジュリメイは単位が取得できず4年生を2回も繰り返しました、そしてシージェイも4年生を1回繰り返すことになりました。
2022年から2023年になってやっと、大学の授業もインターンシップなども対面で行えるようになっていきましたが、6月開始3月終わりだった年間スケジュールはもとに戻っておらず、現在も学年の期間や、休暇の時期は学校ごとに異なる対応となっています。それでも、昨年6月にシージェイが卒業、そして今年8月には待ちに待ったジュリメイと、さらに3名の学生(チャ、ケイ、ガブ)が卒業しました!
小さな支援状況ではありますが、ハロハロ教育基金では現地スタッフとともに大学奨学生プログラムで目指したい未来を明確にするロジックモデルづくりを行っています。私たちが大学卒業生を増やしていくことは目指す未来への途中段階です。奨学生たちは大学を卒業したあと、短期的には仕事についたり、収入が得られるようになっていくことでしょう。それは本人や家族にとっては目に見えやすい成果ではあります。ただ私たちハロハロは、彼らが卒業後も"夢"をもって生き、新しい人との出会いを大切にして、彼ら自身、彼らの家族、そして彼らをとりまく社会がよりよくなっていくという大きなビジョンをもって、この奨学金制度を運営しています。
大学を卒業するタイミングで、5人の学生にそれぞれのこれからの夢を教えてもらいました。ケイはESLの先生になっていつか外国で指導にあたりたいそうです。ジュリメイは大学時代インターンした会社で働きながら海外に出る機会も狙っています、そしていつか人事担当になりたいそうです。チャは5つ星ホテルで働いて、いつかクルーズ船で勤務したいそうです。ガブはITの会社で働いて、専門性を高めていきたいそうです。
この10月から、ほとんどの大学は新学年がスタートしています。現在ハロハロ教育基金は3名の応援者さんからのあたたかい寄付で、なんとか2名の大学生へ学校に通う経費の一部を支援できていますが、本当に一部なんです。月に1度、あなたのコーヒー1杯分から、セブのこどもたちが学び続ける力になれます!ぜひ、応援いただければ嬉しいです。
(文:成瀬 悠)
■ 講座、出展など ■
各地での講座や、催事出展(AngKyut・NINDOTのフェアトレード雑貨の展示販売や活動紹介)をしています。
ハロハロの港区の活動グループである港区エシカルコミュニティが講師を勤めます。お申込は締め切りました。
日時:10月28日(土)10:00-11:30
場所:三田いきいきプラザ 集会室C
詳細:https://shiba-ikiiki.com/mita/news/details.php?ne_id=2532
日時:2023年11月19日(日)13:00-16:00
場所:ハロハロ事務所
詳細/お申し込みはこちらから:https://www.janic.org/information_post/halohalo_ftitemvolunteer/
11時から12時の活動報告会はハイブリッド開催(後日視聴も可能)、お申込受付中!!
日時:2023年12月9日(土)11:00-18:00
場所:古家カフェめぐる 2F ギャラリー
イベントHP:https://halohalo11thanniv.peatix.com
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