NPOハロハロ ほぼ月イチ メールマガジン『ハロハロ通信』

■ 2023年11月30日号 ■

● 生きること学ぶことへの挑戦 ● 海藻栽培を誇れる島になる ●

こんにちは、理事長成瀬です。日本は急にぐっと冷えてきましたね。いよいよ12月、ハロハロにとっては設立記念月であり、年度末でもあり、さらに寄付月間でもあります。私たちの楽しい挑戦を今月も発信していきますのでぜひご一読ください。


 

ショートコラム ●ハロハロな人●

生きること学ぶことへの挑戦

Kaye ケイ

・Past Scholarship Student of Pay it Forward Education Fund 元大学奨学生

こんにちは!ケイです。私は22歳でタリサイ市立大学の小学校教諭教職課程を修了しました。

私は5人兄弟の長女で、下に弟が3人、妹が1人います。じつは私以外の兄弟は皆おばあちゃんと一緒に暮らしています。私はというと、奨学金制度を運営するNGOの代表ご夫妻の家で生活しています。私の両親は離婚してそれぞれに新しい家庭があるので、私は壊れた家族の中で毎日生きることに必死でした。生活に必要なものがあるので、とにかくバイトをしました。そんな環境の中でも勉強を続けるというのは、本当に大きな挑戦でした。私は夜間にオンライン英会話の先生のバイトをして、兄弟全員の学用品が買えるようがんばりました。全部を揃えることはできませんでしたが、それでも、神様のご加護でなんとかやってくることができました。奨学生として一部の資金補助があり、そして周囲にいる人々が私を支えてくれたことで、2023年7月に卒業の日を迎えることができました。

私は地域の青少年グループで、倫理観を持ち価値観を広げる場作りをしています。地域の子どもたちの成長を助けることが私の使命だと思っています。

勤労学生として働いていたので社会人として働くこと自体に大きな変化はありませんでした。今は2024年の教員免許試験のための勉強も続けています。よい結果になるようどうぞ応援してください。

From Bohol, Seaweed Farming

● 海藻栽培を誇れる島になる ●

ボホール・アルマー島の人々と、住民グループを立ち上げて今年で7年目。この11月、晴れて住民グループASFAはNGO登記を完了しました!事業や会計の透明性が日本以上に疑問視されるフィリピンではありますが、そんな社会に一石を投じていくグループになると信じています。

ASFAに集まるメンバーたちは、メンバーの声が反映される経営に誇りを持っています。10月末に村長選挙があってメンバー数に変動もありましたが、コアな人々が引き続きリーダーシップを発揮して取り組みを進めています。

 

今年8月に、現地協働NGO TSKスタッフ、フィリピン人環境コンサルタント チャムさんとともに、環境事業を担当する私川原もアルマー島を訪れ、今後の持続可能な活動に向けたワークショップを実施しました。事業の成果や課題をグループのみんなで整理して、事業を継続していく力をつけることが目標でした。

 

今回のワークには16名のASFAメンバーが参加し、関心度が最も高い海藻事業を取り上げてワークを行ないました。

目標を大幅に超えて海藻の収穫ができていること、売上は生活の向上につながっていることなど嬉しい声が挙がりました。「海藻の品質をもっと向上させたい」、「資金調達に不安がある」などの本音も聞くことができました。こうした課題に対し、具体的な解決ステップを検討し、海藻用乾燥機の設置、多様なファンドレイジングの実施などの意見が出始めたところで時間となってしまいました。今回は時間の関係で全事業は取り上げられなかったので、今後のASFAの定例会議で、マングローブ植樹保全事業、教育事業、漁業支援事業など一つずつ振り返り、ハロハロに共有していってもらうこととなりました。

終始積極的な発言が飛び交っていたワークの様子を見て、私も協働団体もASFAの取り組みは地に足のついた彼らの取り組みとして発展していっていることを実感しました。

 

2024年は、ハロハロにとってすべての事業で住民グループの取り組みを評価分析していくタイミングとなります。ぜひ引き続きボホールのASFAグループの挑戦を見守っていただけたら嬉しいです。

 

 

(文:環境事業担当 川原菜々子)


 

 ■ 講座、出展など 

各地での講座や、催事出展(AngKyut・NINDOTのフェアトレード雑貨の展示販売や活動紹介)をしています。

 

○ フェアトレード雑貨メンテナンス作業 ボランティアデー ○

日時:2024年1月20日(土)13:00-16:00、2月3日(土)9:10-12:00

場所:ハロハロ事務所または港区立男女平等参画センター

詳細/お申し込みはこちらから: 

 1/20 https://www.janic.org/information_post/halohalo_ftitemvolunteer/

 2/3  https://www.janic.org/information_post/ftitemvolunteer202402/

○ ハロハロ11周年記念イベント ○

11時から12時の活動報告会はハイブリッド開催(後日視聴も可能)、お申込受付中!!

日時:2023年12月9日(土)11:00-18:00

場所:古家カフェめぐる 2F ギャラリー

イベントHP:https://halohalo11thanniv.peatix.com

 

○ 寄付月間2023 ○

ハロハロは寄付月間の賛同パートナー。ハロハロの11周年イベントも賛同企画として申請中。

12月まで寄付にまつわるさまざまな企画が各地で始まっています。

詳細:https://giving12.jp/


◀︎【古本や不用品が寄付になります】 

12月は寄付月間!年末年始特別査定額5%UPキャンペーン

きしゃぽん古本募金を通して「ハロハロ」に、

古本・DVD/ゲーム・ブランド品・金券・古酒・携帯電話機器など

                   ご家庭で不要になったお品をお寄せ下さい。

 

◀︎【マンスリーサポーターとなって応援】

一般500円〜、学生250円〜、団体5,000円〜

定期的に活動報告が届きます!

  

◀︎【寄付をして応援】

自由金額でご寄付で活動を応援いただけます

*認定NPO基準は、3,000円/口以上のご寄付が対象

  

◀︎【セブのこどもの教育を応援】

あなたと一緒にこどもたちの教育を受ける機会を広げ、地域の未来を変える力に!

 

◀︎【ショッピング x グルメ x gooddo x ハロハロ】

このページから各ショップでのお買い物、旅行予約、レストラン予約で、購入金額に応じて一部の金額がハロハロへの寄付になります!

 

◀︎【マニラとセブの女性の手仕事を、雑貨の購入で応援】

カラフルな廃材を活用したバッグやポーチのブランド:Angkyut

セブの自然素材が愛らしいアクセサリーブランド:Nindot

学園祭・バザー・お店などの委託・卸販売、ノベルティの製作もお気軽にご相談ください♬

 

【ボランティアをして応援】

あなたの力で、フィリピンと日本の事業を活性化するボランティア募集中!

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世界にチャンスを 
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