皆様からの長くあたたかい復興支援までのご寄付を本当にありがとうございました!
復興支援も含めすべての支援活動を2023年3月末をもって終了といたします。
フィリピン現地協働団体NGO Sharing Fun is too(SHIFT)とともに、
セブ・ボホール事業地での緊急支援そして復興活動に取り組みました。
とくにボホール事業地の被災状況は深刻で、電気の復旧、家屋の復旧は1年以上に渡りました。それでもこうしてみなさまからのあたたかい応援のもとに終了できることを心より感謝いたします。ありがとうございました。
【 台風オデット復興支援への寄付金総額 】( 2022年4月から2023年6月30日 )
合計:163,063円 / 3件
2022年末に台風オデットの緊急支援終了と復興支援が必要であることをご報告させていただき、最後の復興に向けてあたたかいご支援が集まりました。本当にありがとうございました!
おかげさまで、最後の復興活動を行うボホール州ヘタフェ市アルマー島にも、2023年1月に台風被災から1年と1ヶ月たって、やっと電気も復旧しライフラインが戻ってきました。
また、フィリピンエキスポ実行委員会様のご厚意で、6/10(金)〜12(日)のフィリピンEXPOと、11/26(土)〜27(日)のフィリピンミュージックフェスタで、フェアトレード雑貨売上の20%と募金額を、復興支援にあてさせていただくことができました。3件としましたが、実際には催事で募金箱にご寄付をいれてくださったたくさんの匿名のみなさまがおられます、本当にありがとうございました!
台風支援金額は、ボホール州ヘタフェ市アルマー島でともに活動するAlumar Seaweed Farmers Associationを通し、とくに家屋が倒壊し大変な状況であった地域の人々11世帯への家屋の完全復旧支援にあてさせていただきました。ココヤシの木材や丸太などの購入、屋根材にあてさせていただき、ブルーシートなどで壊れたままの家に生活している人々はいなくなりました。復興まで1年6ヶ月の長い期間にわたりましたが、変わらずあたたかいご支援を賜り本当にありがとうございました!
【 台風オデット緊急支援への寄付金総額 】( 2021年12月から2022年3月31日 )
合計:865,000円 / 50件
2021年12月の災害発生から3月までの約3ヶ月は、セブおよびボホール事業地での緊急支援物資の配給を中心に行いました。水、米、缶、インスタント系食料などをはじめ、日用品など避難生活で必要となる備品、発電機、家屋の修繕・再構築費用を支援しました。現地のニーズに応じて具体的な選定を行いました。
2022年3月末で、緊急支援期間としては終了とし、復興支援に移行しました。復興支援では引き続き家屋の修繕および再構築を中心に取り組んでいきます。集まった緊急支援金から5038円は復興支援のほうにて支出させていただき、残預金はございませんでした。
なお、上の金額に含まれていない緊急支援関連のご寄付として、教育基金で支援する大学奨学生のうち家屋が損壊した3名へ25000円の用途指定寄付をいただき、2022年1月21日付けで、各学生に3等分してお見舞金としてお渡しさせていただきました。
いただいたご支援金のうちの緊急支援で20%、復興支援で15%を、事務管理費に当てさせていただきました。NPOハロハロとフィリピン現地協働NGOの事務管理費があることによって、現地の住民グループとの連絡調整がスムーズにでき、また寄付金の会計的事務的な管理、そして使用用途の管理と報告までを透明に行うことができました。ご理解いただき弊団体へご寄付いただけましたこと、誠にありがとうございました。
浅井美絵、山野保、神旺伸行、清水美香子、寺井隆、光岡和隆・香子、小林幸恵、長崎の有志一同、大澤彩香、村社淳、菊地正幸、竹内知子、今村恵美、西沢美樹、光岡毅、坂口有果、佐々木綾子、権代祥一、奥江英樹、筒井薫平、新川和、塚越優衣、石井雅章、Smile Sugar Project、海外ボランティアを支援する会、太田ゆきは、川原菜々子、小野寺徹、竹田のゆり、細川恵以子、佐藤一樹、反田遥南、出口麻紀子、近江美保、一般社団法人エミアス・ジャパン、柿本可奈子、フィリピンエキスポ実行委員会 ほか匿名
2021年12月16日(木)〜17(金)にかけ、スーパー台風オデットがフィリピン・ミンダナオ島北東部に上陸しビサヤ地方を横断しました。当団体のセブおよびボホール事業地を通過し、弊団体事業地では幸いにも死者こそ出ませんでしたが、屋根が飛び、浸水や暴風雨により家財や日用品を失い、倒壊した家屋もありました。主要道路には倒れた電線や瓦礫が重なり、思うように通行できず、復旧作業の遅れにもつながりました。銀行やガソリンスタンドには長蛇の列、食品・日用品も手に入らない状況が1ヶ月ほど続きました。 セブ事業地では8割の家屋が損壊、ボホール事業地では9割の家屋が倒壊しました。 このような中で、なんとか連絡のとれた現地協働団体とともに12月21日より緊急支援を実施することを決断し(理事会で議決)、本支援事業を開始しました。
(支援対象地域)弊団体のセブおよびボホールの協働団体を信頼した緊急支援を実施
セブ州タリサイ市ドゥムログ村(約400世帯 2,000人)
およびボホール州ヘタフェ市アルマー島(約200世帯 1,200人)
(支援実施概要)
12月から1月中旬までは現場のニーズに応じ、水・食料・日用品・衛生的な避難/居住環境整備など緊急支援に必要なものの購入運搬に当てていきました。1月中旬以降ニーズが家屋の復旧に移り、家屋修繕に必要な木材や屋根材などの備品購入支援を行いました。また生業としていた零細自営業の設備や備品を失った人々も多く、漁師たちの舟や、運転手たちの自転車/バイクなどの修繕などのニーズには、ハロハロの本来事業である生活向上を通じて、人々がともに協力しあってよりよい暮らしに挑戦していけるよう現地協働団体と相談しながら支援にあたりました。
緊急支援終了後も、ハロハロは本来事業を通して、地域の人々が主役になるまちづくり事業を促進し、復興を支えていく所存です。引き続き家屋の修繕が必要な世帯への支援は、復興支援寄付の窓口を継続して開けることで取り組んでいきます。
2021年
12月20日(月) セブ事業地 豚一頭を購入し避難所の人々30名でわける
12月23日(木) セブ事業地 30ガロンの水を購入し配布(水のリフィルに課題がある)
12月26日(日) セブ ホープ事業地 20ガロンの水を配布
12月27日(月) ボホール事業地235世帯へ、米4.5〜10kg(合計1470kg)を配給
12月29日(水) セブ ホープ・ルーマ・バイバイ・パガトパット地区にお米50kgx33袋分を配給(協力:NGO LOOB)
2022年
1月12日(水)ボホール事業地へ発電機と水を支援
3月30日 ボホール事業地へ屋根材の購入支援
以降復興支援へ
■ セブ日本人会が中心となる『台風22号(オデット)セブ義援金プロジェクト』からの物資支援での取り組み
ハロハロの緊急支援事業とは別に、セブ日本人会が中心となる『台風22号(オデット)セブ義援金プロジェクト』より、全3回の物資緊急支援を賜りました。食料パック466世帯、屋根材12世帯に届けることができましたこと厚く御礼申し上げます。
1月9日(日)食料パック(米5kg, 缶詰5個)300世帯へ配給
1月15日(土)・21日(金)食料パック(米4〜5kg, 缶詰2〜5個)を、ボホール州モカボク島186世帯と、セブ州タリサイ市ドゥムログ村280世帯に配布
2月27日(木)・3月6日(日)ボホール事業地8世帯、セブ事業地8世帯へ屋根材の購入支援を実施
セブ日本人会が2021年12月末に複数団体との会議のもとに立ち上げたプロジェクトです。ハロハロも支援先団体として選定いただき、2022年3月末までに事業地へ物資支援を実施しました。すべてお金ではなく、物資でのご支援をいただきました。
義援金支援1回目)
日にち:2022年1月9日
場所:タリサイ市ドゥムログ村ホープ地区・パガトパット地区・バイバイ地区・ルーマ地区
内容:食糧パック300世帯分(1世帯:米5kgと缶詰5缶)を、タリサイ市ドゥムログ村貧困層が生活する4地区300世帯に配給
義援金支援2回目)
日にち:2022年1月9(日)・15日(土)・1月21日(金)
場所:ボホール州モカボク島、タリサイ市ドゥムログ村ホープ地区・パガトパット地区・バイバイ地区・ルーマ地区
内容:食料パック280セット(米5kg 缶詰5缶)を 466セット(米2~3kg 缶詰1~3缶)にしてタリサイ市ドゥムログ村219世帯およびボホール州モカボク島247世帯に配給
義援金支援3回目)
日にち:2022年2月27日(日)・3月6日(日)
場所:タリサイ市ドゥムログ村ホープ地区
内容:河川沿いに生活し倒壊損壊被害の大きかったタリサイ市ドゥムログ村ホープ地区の12世帯へ、メッキ塗装されたトタン板の屋根材を配給
【セブ事業地の状況】
セブ州中部タリサイ市ドゥムログ村の事業地は、8割の家屋が倒壊し、ライフラインは今も不安定ですが、一部の地域に電気・ネット環境が戻りつつあります。また電気が復旧してきたことで飲水なども購入できるようになってきました。当初は避難所に多くの人が生活していましたが、現在は家屋が全壊している数世帯が残り、一部の家屋損壊だった人々は清掃/修繕活動を続けながら各自の家に戻り始めています。家屋が損壊した人々からは、屋根や家屋の建築物資への支援も望まれています。1月中旬から現地協働団体と家屋の復旧支援を開始し、8世帯への屋根材の購入支援も始めているところです。セブ北部メデリン市パヌグナワン村は、家屋倒壊もなく、台風発生から数日は停電が続いていましたが今は復旧しており物価高騰の影響も受けていないということです。
【緊急支援対象地域】セブ州タリサイ市ドゥムログ村
おもにホープ地区、ルーマ地区、ベイベイ地区、リバーサイド地区を予定
【対象世帯数】約450世帯
地域住民が助け合って炊き出しをする様子
幼児教育を実施してきたホープセンターは、泥まみれに。プリンターやテキストをはじめ文具類も使えなくなった。地域の子どもも大人も一緒に、清掃活動に協力する様子。
【ボホール事業地】
ボホール事業地アルマー(孤島)は、約1週間音信不通でしたが住民グループ代表が必死の思いで本島まで渡り、フィリピン人専門家のほうに山の上から電話連絡を入れてくれました。島民約200世帯は無事だが住宅のうち14棟しか残らず(被害はある)全壊しました。
水・食料・薬・寝具・衣類・日用品などを引き続き必要としている状況です。発電機は皆様からのご寄付で現地に届けることができ、唯一の連絡ツールである携帯電話の充電におもに利用されています(1日30台以上を充電中)。
家屋が倒壊してしまった現場の人々は天候を心配しており、屋根や家屋の建築物資への支援が望まれています(1世帯あたり約1.5万円ほどということです)。1月中旬に8世帯に屋根材を購入する一部費用を支援することができましたが、まだ70世帯以上が支援を必要としています。
*ボホール本島のUbayで環境事業に協力いただくフィリピン人の方からも、ボホール本島も大きな被害を受けており、まだ電気などライフラインがなく不安な日々であることを、ケータイ電話のデータを使って引き続き連絡いただいています。
【緊急支援対象予定地域】ボホール州ヘタフェ市アルマー村
【緊急支援対象予定者数】約200世帯 1,000人程度を予定
ボホールで植樹してきたマングローブは、植樹して1-2年のまだ若い苗木は7割が台風によりだめになってしまいました。
NGO Sharing is Fun too, Inc(フィリピン登録NGO)
ハロハロのセブとマニラの2つの現地協働NGOと一緒に立ち上げた、日本とフィリピンをつなぐNGO
ハロハロがフィリピンで行う事業と会計そして雇用の透明性を担保します
被災現場であるセブ事業地のNGO Tulay sa Kinabuhiとコンタクトがとれる状況のため、代表グレマー氏と事務局サラジェーン氏を中心に、支援活動に協力している各被災地の住民団体のニーズ把握と緊急性の判断、現地主導での支援活動となるよう配慮します。
Sharing is Fun too incとして購入品の領収書など、実施経費などの会計報告がNPOハロハロへとあがってくるよう行います。
また現地での支援活動にはハロハロからの支援金の他、フィリピンや諸外国からの支援が集まる可能性もあります。(現在不明)
マニラのNGO Paaralang Pantaoより Jaycobe氏;代表理事
元ダンプサイトのあったパヤタスと、ごみ山崩壊事故以降再居住区となったエラップ(Rodriguez Rizal)の2地域にて幼稚園を運営し、貧困層の人々へ教育を提供しています。
セブのNGO Tulay sa Kinabuhiより Sherah Jane氏:事務局
教育こそが貧困をとめる唯一のカギ、と早くから教育支援を中心にしながらも地域の人々が必要とする収入の機会づくりにも取り組んでいます。
夫である牧師のGlemar氏が代表をつとめるTulay sa Kinabuhiでは、信仰とプロジェクトが絶妙なバランスで地域の人々の心を動かし、活発な取り組みにつながっています。
セブのNGO Tulay sa Kinabuhiより Earnesto氏:会計
セブで会計事務所を経営する傍ら、NGO Tulay sa Kinabuhiの設立そして、このSHIFT INCの立ち上げも書類準備から行政との交渉までを担ってくれています。
日本のNPOハロハロより 成瀬悠、安田鉄平:役員
だれもが魅力的に働き生きるという団体理念のもと、フィリピン協働パートナーを通して、応援いただくみなさまと一緒に、フィリピン事業地のたくさんの社会課題をともに変えている体験をしてもらえるよう取り組みの透明性を高めていきます。
特定非営利活動法人ハロハロ 事務局
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TEL 050-5539-5524
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