ボホール事業地での活動

▲2018年7月のNPOハロハロ活動報告会での、ボホール事業説明動画

【ボホール事業地】

 

対象地域:フィリピン セブ州ヘタフェ市アルマー村

 

対象世帯:アルマー村に生活する約100世帯(約500名)

 

<事業地の人々の概況>

9割以上の島民が、1年を通した海藻栽培で生活をしている。

年に3回ほど収穫できるが、1日あたりにすると約80円程度の収入で生活していることとなり、まさに国際貧困線以下で生活する最貧困レベルにある。

島の人々の貧困問題解決に向け、複雑に絡み合う環境などの課題にも相互にアプローチする活動を行なっている。

 

 


<<<ボホール事業地の大きなゴール>>>

 地域住民グループが立ち上がり、『豊かなアルマー島』に向けた活動を行なっていく

 

<<<活動の概要>>>

STEP1▶︎ 海藻農家組合のスタートアップを支援、人材の育成/研修や組織基盤強化を支援

 2017年 Alumar Seaweed Farmers Association 立ち上げ(アジア生協基金2017〜2019)

 キャパシティビルディングなども行いながら、地域の人々が、

 「ブレーン(意見/アイディア)」と「活動(ボランティア活動含む)」を共有して成果をわかちあえる

 透明なグループづくり。

 行政や地域の他団体とも連携していくことでリソースを増やしていく。

 

STEP2▶︎ 住民組合を主体にした、地域開発事業を組み立て

 地域課題分析から実施

 大きな課題「豊かなアルマー島」に向けて、貧困、環境、教育問題にどうアプローチしていくか

 一歩ずつの未来への地図を描き始めた。

 

 

1:生計支援

海藻農家の収入向上支援事業

海藻の栽培で収入を増やしていくには?

海藻の栽培での収入を増やすにはどうしたらいいのか?

国際貧困ラインを大幅に下回る生活から抜け出すには、「海藻栽培【量】を増やすこと」。

そして仲買人に頼らない、地域の組合として海藻の総数を直接マーケットに販売していく仕組みを作ること。

今までは資金がないことで、毎年海藻の種付けのためにローンで借りたお金で30〜50列/世帯の海藻を栽培していくことが精一杯だった地域の人々。

1世帯あたり100列の海藻栽培ができるようになり、収入が安定することを目指しています。

海藻の苗をいきなり100列に増やすことはできなくとも、3年かけて少しずつ海藻の種付けに投資する資金を増やしていける地域の中での少額資金融資の取り組みを始めました。

運営主体は地域の住民グループになります。

3年かけて信頼と信用を重ね、世帯の海藻栽培数を増やしつつ、他の世帯も参加できる規模に資金を増やしていくことを目指しています。

2017年参加世帯数:約30、2018年参加世帯数:約40、2019年参加世帯数:約50

2:教育支援

放課後学習センター(IT設備支援)

小・中・高・大生たちが、学校のオンライン授業や、課題提出、リサーチなどに利用できるよう、現地住民グループASFAの事務所に数台のパソコンとプリンター、インターネット環境を整備して開放しています。

 

3:国際交流・理解促進事業

スタディツアー/エコツアーによる日本人とフィリピン人の相互交流

スタディツアーを通して、日本人とフィリピン人の相互交流を行い、ローカルな地域に密着して貧困問題への理解を深めるだけでなく、ともに学び考える時間を多く設けて、社会参加への一歩をともにしています。

 

4:地域住民の組織化、人材育成支援

地域の住民組織を活性化し、行政や公立学校、他のNGOや宗教法人など地域社会内での連携をつなぎ、

より効果的で継続的な事業運営を担える団体として成長を促進する支援を行っています。

人々のリーダーシップ研修や組織運営研修の設定などを共に行いながら、住民と組織の能力向上を図っています。

5:環境保全活動

 「私たちの生活は、海藻栽培によって成り立っている。

  でも海藻が収穫できるかどうかは、【海の豊かさ】に大きく左右される。」

 

  私たちができることをして、海の豊かさを守っていきたい!

 

 

台風などの自然災害から海藻を守る→ 「風雨を和らげる役割を果たすマングローブで、海藻栽培の周囲を囲むこと」

 

近隣の島から製造産業などで排出される有害な薬液が流れてくる

 → 「海へ薬液を流す被害を行政に訴えるとともに、洗浄効果も期待できるマングローブを増やすこと」

 

島内や近隣初頭からの生活ごみが海藻にひっかかってだめになってしまう

 → 「住民と行政の双方向から、生活ゴミの処理の大切さを訴え、ごみ拾い活動もみんなでしていこう」

 

【環境へのアクション】

1)生活ゴミの分別回収と処理システムの構築(住民レベルと行政レベル両方)

2)マングローブの森づくり

 

 

1)生活ゴミの分別回収と処理システムの構築について

・島内および沿岸部で、定期的にごみ拾い活動を実施

・各家庭からのごみの分別回収ができるよう、ごみ分別集積所を3~5世帯に1つ設置

・ごみの最終投棄(埋め立て地への運搬)

島内には「ごみの最終処分場」がなく、舟で30分程度かかるボホール本島のヘタフェ市より、さらに車で30分以上かかるヘタフェ市の管理運営する最終処分場への運搬が必要になります。

この運搬について、ヘタフェの港まで舟で運搬ができれば、港から先はヘタフェ市が車両で運搬してくれることは明確になったのですが、アルマー島からヘタフェの港までの舟の運搬にかかる運搬にかかる経費(舟の運行費、運搬にかかる人件費など)の負担がアルマー村では予算がないことが課題です。
舟での運搬システムを行政と交渉しながら、トライアルをはじめています。

 

2)マングローブの森づくり

アルマー島全体をマングローブの森で囲むことを目指しています。

マングローブの植樹によって、自然災害や海の水の汚れから「海藻の栽培」を守るだけでなく、

生物多様性のある海の豊かさを創出し、水産漁業を活性化していきます。

さらに将来定期にはフィリピン国内外への「エコツアー」の場としての交流を促進していきます。

 

活動を応援いただきありがとうございます!

アジア生協(2017.4〜2020.2)

TOTO水環境基金(2018.4〜2021.3)

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